Fantastic Hour

  • 2013.07.14 Sunday
  • 03:45


大人になってから随分と長い間、呑んで酔いが回ってくると無性に髪を切りたくなる習性があり、天パの髪だから許されることとはいえ、思いつくとそのまま洗面所や風呂場へ直行して思うまま髪を切り始めてしまうこと多々なのだが、ひどい時にもなると居酒屋で呑んでいる際にもその症状が発作のように僕を襲って、店員さんからハサミを借りてトイレで切り始めたりするのだから、これはもはや習性というよりは病気と言ってもいいのかもしれない。
そんなわけで今も例に洩れず風呂場で髪をバサバサと切った。
何故って、もう暑くてたまらないのだもの。

さて、昨日十三日はもりきこの二人に誘われて、中野坂上の『以心伝心』という初めてのライブハウスでの弾き語りだったのだけど、弾き語りをすると必ずと言っていいほど自らの力不足を痛感する。
力不足を感じる理由がどこにあるのかが未だよく分かっていないのがまず問題だとは思うのだけれど、とにかく認識どころか痛感するのだ。
特に最近はバンドで活動する機会が多いので余計にそれが浮き彫りになり、いかに自分が周りのメンバーに頼ってしまっているのかがよく分かる。
だからこれは気を付けないとなぁ、と、弾き語りをするたびにひしひしと、それでいて胸の奥をギュッと掴まれる。
そんな一方で、共演のもりきこは相変わらずの素晴らしいステージ。彼らの歌や曲、そのステージでの姿勢にはブレが無くって、観るたびに熱いパッションを与えてくれる。この二人の歌う曲は本当にいいんだよね、正直、後輩というよりも一ファンだもの。
彼らは来月八月三十日に鶴見サルビアホールでのワンマンも決まっていて、僕も観に行く予定だ。
とにもかくにももりきこ、昨日は誘ってくれてどうもありがとう。

そしてここから時は遡り、先日の六日は普段お世話になっている代々木laboというライブハウスで、これまた普段からお世話になっているライブカメラマンのひこちゃん主催のイベント『hikolityy!! vol.2』があり、加えて何せニコ生イベントということもあって普段ではまず出会えないようなニコ生界の人々と、ある種異質な空間の中で、我々は唯一のバンドとしてそのライブのトリを務めさせてもらったのだが、普段とは違ったカオスな雰囲気の中でまったく手探りな状態ではあったけれども、結果的に盛り上がることが出来たのは、ノリの良かったオーディエンスの皆さんのおかげだと思っている。
でも何よりもそれよりも、このイベントに出演することを決めたのは、主催のひこちゃんのユニークな人間性と、異ジャンルであろうとも、良いモノは良いモノとしてたくさんの人たちに広めて共有したい!という彼の気概を意気に感じて出演を承諾した部分が大半を占めるので、この日観に来てくれたお客さんや観てくれた人たちはもちろん、ひこちゃん自身が大変喜んでくれたので、もうそれだけで出演させてもらって良かったと思える、とても素敵なイベントだった。

そしてこの日サポートベースに入ってくれた“くっきー”ことKも、たった一回のリハスタだけにも関わらずとてもいいベースを弾いてくれて、そこに加えて五月から一緒に音を鳴らしてきたドラマーの町田高利ことまっちが、ひとまずこの日が最後のライブだったこともあり、実はこっそり気合いが入っていたのはここだけの内緒だ。


photo by miyuki
終演後。左から、Gu.近沢博行、Dr.町田高利、Vo,Ag.オレ、B.K



photo by miyuki
真ん中で帽子を被っているのが主宰のひこちゃん。


ひこちゃん、オーディエンスの皆さま、本当に本当にどうもありがとう!

そして二週連続して出演させて頂いた十二日の代々木laboでは『Fantastic Four』というイベントで、一番目の森大輔くんバンド、二番目のTRIGGER、そしてトリのBEE!BANG!BOO!と、個性ある素晴らしい人たちが集まった実に盛り上がった一日だった。
特にトリのBEE!BANG!BOO!は百人越えのお客さんの中でダブルアンコールを受けるほどの圧巻のステージで、出演者としても観客としても、素晴らしいひとときを過ごさせてくれたことに感謝しています、本当にどうもありがとう。
この日のライブも幾つかはYouTubeのほうへアップしたので、興味のある人は検索してみてくださいね!


photo by miyuki


photo by miyuki


photo by miyuki


トリのBEE!BANG!BOO!

そしてこの日のナオトバンドのドラムを務めてくれたのは、幾つかの前のワンタイでも書いて紹介した、四月の関東ギターエロスというイベントで共演したWorld 9 bros.のドラマーナオキが、準備期間一週間という短い時間の中でサポートに入ってくれて、その男気で僕を助けてくれた。
ホントにね、去年の夏から隣りで僕を支え続けてくれているギターのちかちゃんにしても、今年の五月からベースのサポートに入ってくれている弱冠二十二歳の卓弥にしても、自分は人に助けられながら生きてるな、と感じています。
自分一人だけの力では出来ないことを、彼らが支えてくれることによって叶えてくれているんだよね。
先述したまっちにしてもそうだし、くっきーにしてもそうだし、以前一緒に音を鳴らしていたミックにしてもボブにしても、今傍にいるいない関係なく、僕に色々なモノをもたらしてくれた。
もちろんそれはバンドだけに限らず、色々な人たちが僕を支えてくれていて、そのおかげで僕はこうしてこんなふうに美味しくビールを呑めている。

昔、付き合っていた女の子と別れる際、ごめんね、と謝る僕に向かって彼女が言ったことをまだ覚えている。

「うぅん、感動は胸に残ってるから。残ってるモノはいつかまた生まれてくるから。だから大丈夫、ありがとう」って。

すごいことを言うな、って思った。
でもそれ以上に、この子のことを俺は幸せにはしてやれなかったけど、この子はきっと自分の力で幸せになれる子だろうな、って確信した。だから歌にして残したいとも思った。感動しない人間などいないけど、感動したことが胸に残ってそれが再び生まれてくる保証なんてどこにも無いし、感動したことがすべて胸に残って再び生まれてくる人間だらけの世界なら、今日本はこんな無責任な国になんてなっていないよな、なんてことも考える。

でも少なくとも、僕の周りには感動を大事にしながら生きている人たちが多くいて、そこから何かを生み出せる愛を持った人たちが多くいると感じているし、自分自身もそうありたいと思っている。
生きていれば色々なことがあるのは当然だよね。人それぞれのルールがあって、正義があって、考え方の違いがあって、感じ方の違いがあって、三人寄れば文殊の知恵とは言うけど、ということは、それで助けられることもあれば揉めることだってある、という話なんだよね。
今年はめまぐるしく周りで人が動くなぁ、と感じている日々だから、もっともっと大事にしなきゃいけないなと思う、人との出逢いも繋がりも。
今傍にいる人たちが明日傍にいる保証なんてどこにも無いからね。

だからこそ、もっと自信を持たなきゃな、と思う。
自信が無いことって人に迷惑を掛けるんです。
なぜって、自信が無いことで人を疑うから。
人を疑ってしまう時って、大抵自分にも自信が無いか、もしくは失くしてしまっている。そんな時が多いはずなんだよね。
けれども疑われるようなことなど一切無いのに、一方的に疑われてしまった人の悲しみといったらない。
だから考える。自分は人に対してそういうことを無意識のうちにしてしまってやしないかな、と。
たぶん、あるんだよね、そんなことがたくさん。

納得したいよね、自分のしていることに、言っていることに。
でもそういう部分が圧倒的に足りないなぁ、ダメだなぁ、と思うから、ホント、いい歳した大の男が未だ自分探しの旅の途中なのだ。
もう、情けないったらありゃしない!

でもね、周りの愛すべき人たちがそんなしょうもない自分を助けてくれる。
これは感謝以外の何物でもない。
だから音楽もライブもそうだし、何よりもまず人として、少しでもそんな人たちに自分の中にある愛を返していきたいな、と、そんなことを考えている日々です。
だって、周りの人々からの何気ない日々の言葉や行いも、ライブでのみんなの反応や表情も、しっかりと胸に残っているのだから。

いつもありがとう。
本当にどうもありがとう、ワンダフル!

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