音楽と人 vol.1を終えて

  • 2014.04.21 Monday
  • 21:31


先週金曜日の4月18日に新宿OREBAKOで行われた自身初企画『音楽と人 vol.1 〜新宿偏』は、熱い出演者たちと熱いオーディエンスのおかげで大盛況に終えることが出来ました!

初企画ということもあってこの日を迎えるまでは、自分の好きなように空間を作ることだけに集中すればいいワンマンとは違い、このイベントを主宰する身として、各バンドを一日預かる身として、ちゃんとお客さんが来てくれるだろうか、観に来てくれたお客さんや出演してくれるみんなが楽しんでくれるだろうか、主宰として盛り上げることが出来るだろうか、とワクワクする気持ちよりもハラハラする気持ちのほうが強かったけれども、長いこと一緒に鳴らしているサポートメンバーのちかちゃんことギターの近沢博行くんやドラムの泰平くん、ベースの卓弥がいてくれたことの心強さはもちろん、出演者のSACHIOちゃん、ボクアコ、ノンアルコール、riry*monaちゃん、省悟、As'Frank、そしてオーディエンスのみんなが本当に素晴らしかったおかげで、最初から最後まで熱く素晴らしい空間を作り上げることが出来ました。

音楽と人という、自分が一番大事にしたいテーマをイベントタイトルとして掲げたからには、テーマ負けした内容だけには絶対にさせてはならない、との一心で主宰させて頂いたけれども、主宰として、司会進行MCとして力足らずな部分を感じつつも、逆にみんなから音楽と人が持つエネルギーを教えてもらったなぁ、と本当に感謝と喜びに満ちた夜でした。
本当にどうもありがとう。

今だから言えることだけど、とにかく不安だった。
俺が企画なんてやって大丈夫なのかな、って。
ワンマンやツーマン、スリーマンライブなどは今まで何度もやってきたけれども、この歳になるまで自主企画をやらなかったことには理由があって、それは、自分にはそんな力なんて無い、とずっと思ってたんだよね。
それは今も大して変わらないのだけど、身丈に合わないことなんてするもんじゃない、って。

誰かの企画に呼ばれたりするのは本当に嬉しいことだし、その人のためになることなら幾らでも力を貸してあげたいとは思えるけれども、自分の企画のために出演してくれるバンドやアーティストを一日拘束してしまうことを想像してみると、それはひどく申し訳ない気持ちになってしまってね。
それとある意味、今やどのライブハウスへ行っても必ず歳上の存在になってしまう自分は、後輩たちにつまらない気遣いや遠慮をさせてしまう存在になっているのかもしれないよな、と常に考えている部分もあってね。

だから自分にとってみれば『誘う』ミュージシャンであることよりも『呼ばれる』ミュージシャンであることのほうが何よりも大事で、声を掛けて呼んでもらえることで自分の存在意義を見出して繋がりを作れてきたし、そこでこそ自信を得れてこれた人間なんだよね。面白いことに、いや、これは困ったことにと言ったほうが相応しいのかもしれないけれど、プライベートでも自分から人を誘うことは滅多に無い人間でね、ギターのちかちゃんなんてものすごく近所に住んでいて、もう二年くらいの付き合いになるけれど、自分から会おうなんて言ったことは、たぶんこの二年で片手で数える程度しか無いんじゃないかな。

だからね、二十代のミュージシャンやバンドマンの企画に声を掛けてもらえることは本当に嬉しいことなのだけど、どうして俺なんだ、俺でいいのか?もっと他の同じ二十代のイキのいいバンドや三十代の油の乗ったバンドに声を掛けたほうがよっぽど自由な空間を作ることが出来るじゃないか、ってそんなことを思うし、実際にも言うんです。
でもナオトさんがいいんです、よろしくお願いします、って言われてやっと安心して承諾出来る。
基本的に自分に対して年相応の自信が無くて、めんどくさい男なんです、俺。

でもある日、あれは去年のワンマンの後だったのかな、ドラムの泰平くんが、ナオトさん、企画をやりましょう!って言ってくれて、俺は人を呼ぶなんてそんな大そうなことは苦手だ、と言っても、やらなきゃダメです、って、そう言って背中を押してくれてきっかけを作ってくれた。
だからその時点で、今回の企画は俺のものではなくて、泰平くんやそれに賛同した他のメンバーのおかげで動き出すことが出来た企画なんだよね。
だから今のメンバーの三人には本当に感謝してるの。
俺は彼らに何ひとつしてやれたことなんて無いからこそ、なおさらね。

でもそうと決めてやるからには、最高の出演者を集めたかった。
上手いバンドはたくさんいる。
人気のあるバンドだってたくさんいる。
お願いすれば出てもらえたのかも分からない。
でも俺はまず、人で選びたかった。
だからあのバンドを呼びたいな、と思ったバンドも幾つかあったけれども、よくよく考えてみればその人たちのことをよく知らないわけだし、そうした思いがある限り自分から声を掛けることは出来なかった。
あとは音楽。
そのバンドがやっている音楽を自分が好きでなければ人になんて紹介出来ない。
これは実に重要なことだった。
だからまだその時点ではイベントのテーマは決まってはいなかったけれども、音楽と人、というテーマがおぼろげながらも浮かんでいたのだろうと思うし、そんなことを考えていたら自分の好きなバンドやアーティストの顔がバババッと浮かんで、そこからあとはもう、早かった。

でももう一度言うよ、ホント苦手なんだ。
だから出演交渉の際は本当に緊張した。
そんな緊張は相手にはまるで伝わっていなかったとは思うけど。

だから今回の『音楽と人 vol.1』に出演してくれたバンドやアーティストたちは、人間的にも大好きで、彼ら彼女らの音楽が好きなファン目線。
だから仮に当日会場へ足を運べない人や運ぶつもりも無い人がいたとしても、今回のイベントを通じてたくさんの人に広まって欲しいと思って、出演者紹介動画を何本も作ってYouTubeへアップしたりしているうちに、編集の段階で何十回となくそのバンドやアーティストの曲を聴くものだから、もっともっと好きになってしまって、このイベントは絶対に素晴らしいものになる、いや、素晴らしいものにしなきゃいけない、って、そんな思いが日毎強くなっていった。

すると出演バンドやアーティストの顔が浮かんでね、みんなホントにいい音楽をやっているし、加えてみんないい奴らだし、初対面の組み合わせも含めて同じ場所へ一同に介したとしても、
すぐに意気投合して繋がってくれる自信はあった。
そして実際当日を迎えて、続々とバンドが会場入りして挨拶を交わしてリハーサルが始まると、そのあまりの雰囲気の良さに今日のイベントの成功を確信して、傍にいた泰平くんに、泰平くん、企画ってものすごく嬉しいものだなぁ、と話し掛けてね。
あぁ、俺はホントに最高の出演者たちを集めてしまったなぁ、と
心の中で一つガッツポーズを決めてやったものだ。

その後の本編は想像通り、いや、想像以上だった。
バンドやアーティスト同士はもちろんのこと、会場へ来てくれたオーディエンスたちとも最初から最後まで繋がることが出来た。
最初から最後まで。
これってね、本当に素晴らしいことなんだ。
自分自身何百本とライブを演ってきて、そして観てきているから分かるけれども、五時間にも及ぶイベントなんて中だるみして当然なのに、それが全く無かった。
もちろん贔屓目もあるとは思う。
けれども、自分が好きになって集めたこの日のバンドやアーティストたちは、押し付けがましいことを一切口にすることなく、ただただ本当に音楽を、ライブを楽しんでくれていたように思えた。
だからオーディエンスのお客さんたちもお目当てのバンドが終わっても熱が冷めることなく、決して大げさな言い方ではなく、line upが進むにつれて熱気が増していった。
そして出演者のパフォーマンスやライブの質も素晴らしかったけど、何といってもこの日のオーディエンスの人たちの楽しむ姿勢やマナーの質が素晴らしかった。

俺はね、そんな姿と光景に主宰として本当に嬉しくて感激したんだ。
だからね、俺は当日、最後の自分の出番が来るまでの間は、OREBAKOのオーナーである浦さんと司会進行MCをやっていたのだけど、MCなのにリポーターのように会場をあちこち移動しては歩き回っていてね、だってもう、嬉しくてじっとしていられなかったんだよ。

話は少し逸れるけれども、イベント前にちょっと哀しいこともあったりしたけど、離れてゆこうとする人間は止められないし、そこにはきっと理由があるんだと思う。
だから思考を止めて、その理由を考える。
でも足は止めない。前を向く。
そして少しでも一緒にいて楽しかったことがある限り、やっぱり最後にはどうしたって感謝が残る。
だって楽しかったのだもの。
だから残念に思ったりガッカリするようなことでも人のせいにはしたくない。
これは力足らずだった自分のせいなんだ、って。
幾つになっても学ぶモノって転がってるよね、相手にしているのが人間である限りさ。
でもそんな哀しいことの後に、ものすごく嬉しいことも同時にやってきてね、信じていて良かった、音楽をやっていて良かった、と思うことがあったんだ。
まさに劇的な瞬間で、劇的な出来事だったんだよ。
これ読んでるだけでは分からないよね、でもいいの、これは自分と相手さえ分かっていれば!

この日、アンコールで久々に環七通りという曲を演らせてもらったのだけど、この日この曲を心から必要としてくれている後輩がいてね、一度くらいは顔見なきゃ、って思って歌いながら下手にいるそいつの顔を一度見たけど、これはヤバい、って、そいつも頑張ってるから泣くなんてカッコ悪いこと出来なかった。
去年のwestのステージで環七を聴いて俺の歌を好きになってくれて繋がった子も上手前列で観てくれていたのだけど、その子の三年前の震災での辛い経験を知っているから、下手も上手も見れなくなって、ただただずっと目を閉じて、心を込めて歌わせてもらった。
それも自分にとって番外編の『音楽と人』だった。

いつかまた『音楽と人』のvol.2を開催したいと思う。
けれども、盛り上がったからといってすぐに開催するつもりは無いし、ただただ回数をこなすだけのような、内容の無い定期的なイベントにはしたくない。
これから音楽と人を通じて、この人間が好きだ、そんな人間が作るこの音楽が好きだと、心からそう思える人たちと知り合えて、親交を深めて信頼関係が築けた時、やっと音楽と人のvol.2が生まれるものだと確信しています。
それが半年後なのか、一年後なのか、それはこれから俺がどんな音楽をやって、どんなところで人と知り合うかによって推移して決まってゆくものだから、俺自身が信頼される人間にならなければ意味が無いよね。

でも欲を言えば、もう一度同じ面子で『音楽と人 〜Re:vol.1』を演りたい気持ちだね。

これはステージMCで言うつもりだったのに言い忘れてしまったのでここで書かせてね。
あの日、音楽と人というイベントに触れてくれた人たちが、どれくらいこのワンタイを読んでくれているか分からないけれども、たった三十分弱のステージでは彼ら彼女らの魅力はまだまだ伝わりきらない。
だから、このバンドがよかった!と思った人がいれば、是非ともライブに足を運んでやってください。
音楽を演る人間にとって、ライブを観てもらえることは一番の喜びであり、それが一番ミュージシャンとオーディエンスを繋ぐことが出来る大きな力を持ったモノだから。

あらためて最後に、出演してくれたSACHIOちゃん、ボクアコ、ノンアルコール、riry*monaちゃん、斉藤省悟、As'Frankのみんな、参加してくれてどうもありがとう。
そして指定通りにスーツ姿でやってきて一緒にMCを担当してくれたOREBAKOの浦さん、どうもありがとう。
最初から最後までスチールを撮ってくれたカメラマンのひこちゃん、どうもありがとう。
そしてOREBAKOのスタッフのみんな、そしてそしてこの日会場へ足を運んでくれたオーディエンスのみんな、本当に本当にどうもありがとう!
動画も含めた今回のイベントに関わってくれたすべてのみんな、本当にどうもありがとう!

変な言い方だけど、俺自身、参加させてくれてありがとう!みたいな気持ちだったよ、いや、これ本当に!
トータル五時間にも及ぶイベントだったけど、たくさんの音楽と人に出逢えて本当に幸せでした。
ただ時間が押し過ぎて終電の関係で最後まで観れずに帰られてしまった人たちのことを考えると、これは主宰として反省しなければいけないところだと思いました。
せっかく観に来てくれたのにホント申し訳なかった。
でもでも、あの空間に触れに来てくれたこと、本当に嬉しかったです、本当にありがとう。
何だかまたえらい長いブログになってしまったけど、ここまで読んでくれてありがとうね。

音楽と人を一緒に作ってくれた人たちに、
感謝の気持ちを込めて、ワンダフル!


Line up.1〜SACHIO
photo by Soogie



Line up.2〜ボクアコ
photo by Soogie



Line up.3〜ノンアルコール
photo by Soogie



Line up.4〜riry*mona
photo by Soogie



Line up.5〜斉藤省悟
photo by Soogie



Line up.6〜As'Frank
photo by Soogie



Line up.7〜鈴木ナオト
photo by Soogie



この日はスーツ姿でMCでした!
観に来てくれたステファニーズのしろちゃんと!



O.AのSACHIOちゃんが会場を暖めて、二番手のボクアコの時点でこの熱気!


photo by Soogie
先ほどツイキャスをやっていたら、いい写真ですね!と言ってくれた子がいたので追加(笑)


photo by Soogie
ということで、これも追加!


そして終演後は出演者と一部のお客さんたちと一緒に美味しいお酒でカンパイ!

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