たまにはライブのこと

  • 2014.11.11 Tuesday
  • 12:15


コラム17、戯言日記15、〜を語るシリーズ10、ライブ6、短編小説3。
全部で51話。これが二年半で僕が書いたブログのすべてである。
一年が365日であることを考えると×2.5で912日。
ざっと乱暴に計算して18日に1回のペースで書いてきたことになる。
これだけ一見してみると、色々と忙しい日々の中で18日に1回も書いていれば充分なのではないか、という気がしてくるけれども、分かりやすく始めの半年の14話をはしょって二年で考えて730日で37話。
メジャーリーガーのイチローが738打席で242本のヒットを放ち、MVPから新人王、打率王に盗塁王等の各賞を総ナメにしたメジャー1年目の打率が.350だったことを考えてみると、野球選手の僕はこの2年間で何と.050しかヒットを打っていないことになる。

これはひどい。2年も試合に出続けて打率が一割にも満たない選手なんて、もうとっくに戦力外通告を受けて焼肉屋か野球教室でもやっているか、はては元プロ野球選手という経歴を武器に、あの元○○の選手がバットを持ち替えて登場!なんて謳い文句でAV男優にでもなっているか、まぁとにかく第二の人生を歩んでいるに違いない。
しかし幸いなことに僕は野球選手なんかではなく歌うたいだ。

でもね、鉄は熱いうちに打て、なんだよね。
物事はすべてタイミング。寝かせて美味しくなる酒もあれば、寝かせ過ぎて不味くなる酒もあり、やっぱり差し出すべき時に差し出さなかったモノは、物品にせよ感情にせよその熱を失ってしまい、気が付いたら賞味期限が切れていた、なんてこと、よくあるよね。
これは言葉も同じで、ありがとう、ごめんなさい、キミのことが好きだ、そんな類の言葉をタイミングを失ってしまったことによって飲み込まざるを得なくなってしまったことは、今までの人生の中で枚挙にいとまがない。
なのでブログなんてこんな遊びみたいな簡単なモノでも、色々考え過ぎて書いてしまったが故にアップするタイミングを失い、ずっと下書きフォルダに入りっぱなし、なんてモノがゴロゴロあるのだ。
そんなわけで賞味期限が切れないうちに、たまには最近のライブに触れたレポート的なブログをたまには口語調で書いてみようかと思うぜ、前振り長いぜオーイエー。

11月1日、日曜日は鶴見ラバーソウルというライブバーで、昨年12月に恵比寿で行われた自身七年ぶりのワンマンの際にオープニングアクトを勤めてくれた後輩である、ジュニーちゃんとダニーちゃんが奏でるデュオ「もりきこ」の再始動ライブが行われた。
もりきことしての活動を停止して以降、ジュニーちゃんはソロとして「もりきこ」という屋台号を守るかのようにより活発に活動を続けていたおかげで、都内のライブイベントや対バンで時々顔を合わせていたものの、ダニーちゃんとはそのワンマン以来、約一年ぶりの再会である。

アコギ二人のデュオというと、どうしてもゆずに代表されるような、爽やかな歌を聴かせてくれるユニット、といったイメージが先行してしまう部分もあるけれども、この二人「もりきこ」はそんなゆずの良さとはまた対象的な歌と演奏を聴かせてくれる、ヴィンテージロックデュオだ。
活動16年目、という長いキャリアが伊達ではないことを、その歌詞からアレンジ、それぞれの歌声から二人のハーモニー、そしてその出で立ちから醸し出してくるのは尖ったサイモン&ガーファンクルのようで、僕はこの二人が作る曲の世界観とライブパフォーマンスがとても好きだ。

そんな二人の再始動ライブにははじめましてのthe heiz、そしてテイパーズというバンド時代に何度か対バンしたこともある“がっしー”率いるロッキンロビンズ、そこに僕が加わる4マンといった形でのイベントだったのだが、トップバッターとしてロッキンロビンズが会場を温めてくれた後、僕は二番手として登場。
鶴見ラバーソウルは、マスターのパウロさん、という方がPAから照明、受付からドリンクまでを一人で切り盛りしているライブバーなので、イベント中のパウロさんはとても忙しそうだけれども、パウロさん自身も長いキャリアを持つミュージシャンの方なので音楽に対する見識や見解は相当なモノで、そんなパウロさんは僕の愛器J-45の音をリハ時からひどく気に入ってくれて、少しでも良いパフォーマンスでライブが出来るように寸前まで細かくセッティングしてくれている。何とも有難い話だし、ぶっきらぼうながらもパウロさんの温かな人柄がよく分かる。

しかしいかんせんお客さんが手を伸ばせば触れてしまえるほど近い距離にいて、実は僕はこうした雰囲気の中でのライブが大の苦手なのだ。
なぜって、ごまかしがまるで利かず、自分の技量がストレートに伝わってしまうじゃない。そんなワケあって実はいつものライブ以上に緊張していたのだけど、それは杞憂だった。
一曲目の「愛しいひと」のコール&レスポンスでオーディエンスが見事に応えてくれた後は、新曲であるにも関わらずライブで一度しか歌っていなかった「メリーゴーランド」でオーディエンスとのハーモニータイムが生まれ、三曲目は秋限定曲である「風の詩を聴け」でしっとりと会場を濡らした後で新曲の「さよならリメンバー」
この曲が終わった後で、後ろのほうにいた女性のお客さんが「すごい!」と言って立ち上がり、一際大きな拍手を送ってくれていたのを見た時は、正直こちらのほうがグッときてしまった。
そして最後にダニーちゃんに贈るつもりで「月にさけべ!」を気持ちを込めて熱唱し、たった五曲とは思えないほどの汗をかき、さぁお役御免とギターを置こうと思っていたら会場からアンコール!の声がかかった。

これには正直びっくりした。しかも今夜は主役であるもりきこがトリで控えているので、今日は30分という持ち時間を絶対に守るぞ!と意気込んで挑んでいたし、たぶんその時点で奇跡的に時間を守れていたはずなのだが、二番手にも関わらずアンコールとなると例にもれずまた時間を押してしまうことになる。これは嬉しい事態だけれども困ったぞ、、、と立ちながらシドロモドロとしていると、会場のアンコールの声がいきなりハッピーバースディトゥーユー!!との歌声に変わって、一昨日誕生日を迎えた僕のために、ジュニーちゃんダニーちゃんが火の点いたホールケーキを手にステージへやってくるではないか!

この二人のサプライズに意表を突かれた僕は、本当に驚いて固まってしまいしばらく言葉を失くしていたのだけど、そんな驚きの波の後にはさらに大きな感激の波が心に押し寄せて、ジュニーちゃんとダニーちゃんの優しい心遣いに胸がいっぱいになった。
今日の主役はもりきこだし、こんなふうにライブ以外で目立ってしまうのは所在ない思いもあったけれども、こうした思いやりや優しさを持っているのもまたもりきこだからこそで、そんなもりきこの二人を知っているからこそ、会場にいたオーディエンスの人たちも温かくお祝いしてくれたのだろうな、と彼らの人望と人徳に深く感服した。
なのでアンコールはしっとり目ではなく、賑やかにいこう、と考えてスーパーフルーツを選択し、鶴見ラバーソウルがチュッチュッチュッーとの声で溢れていました。


もりきこ二人からのサプライズにオーイエー!


調子に乗って胸チラです(笑)


オーディエンスの号令のもとにロウソクをフッ!


どうもありがとう!コレすっごく美味しかった!

その後the heizの熱いロックンロールなライブが終わった後は、お待たせしました本丸もりきこライブ。
本当に様々な引き出しを持っている二人なので曲調が一貫していなくて、けれどももりきこ節というのはしっかり散りばめられていて、まるごとラブな曲もあれば、今の社会を独自の視点でしっかり風刺する曲もあって、贔屓目ではなく、こんな後味が良くて胸に残るデュオは他にそうそういないんじゃないかな、と思う。
でもオリコンチャートだけを頼りにつまんない音楽ばかり聴いている人間には分からないんだろうな、この世界観。
もちろん人前に立って何かをしている以上、分かってもらわなければ意味は無いし、気持ちよくなってもらいたいと思ってやってはいるけど、温水ばかりではなくて、不意に冷水を浴びせて目を覚ましてやろう、という気概は強く持っているんじゃないかな。
そんな話を彼らと交わしたことは無いし、年齢も音楽性も離れている彼らだけれども、そのような反逆スプリットだけは共通意識として胸に共有していると勝手に思っている。

まぁこうして書いているとキリが無いけど、こんないいミュージシャンと出逢えて、こうして今まで交流を深めてこれたこと、彼らの再始動ライブに参加出来たことは本当に嬉しいことだ、もりきこ、あらためてどうもありがとう。そして再始動おめでとう。
そしてそんなもりきことの出逢いを紐解いてゆけば、リーリールイスのVICKYと出逢ったことへ繋がり、VICKYと繋がったことはTEPPANのベーシストであり渋谷DESEOの店長でもあるワッシーや元MSGのサモンちゃんへと繋がり、今のこの環境はそんな彼らが繋げてくれた大切な産物で、それが礎となって今に至っているのだと、今も感謝している。
それにこの歳になってまでこんな風にお祝いしてもらえるなんて、本当に有難く嬉しいことだよね。
時々、あぁ、孤独だなぁ、なんて思うこともあるけれども、そうした思いは誰もが持っている心の中の話で、しっかり刮目して周りを見渡せばいい仲間たちがいる、これは忘れてはいけないね。
こんな話をしていたら、去年の新宿OREBAKOライブの後にもお客さんたちがサプライズをしてくれたことを思い出したよ、あれも本当に嬉しかったなぁ。



そして個人的には去年九月のちかちゃんの誕生日サプライズで、メンバーの泰平くんと卓弥、お客さんやスタッフと打ち合わせをして、ちかちゃんだけがその内容を知らないまま、ライブ中に打ち合わせに無い曲を演って戸惑っているちかちゃんのこの表情が好きだ。
(本当はスーパーフルーツを演奏するところで、ハッピーバースデイを演奏した笑)



そんなわけで長くなったけれども、今日はこれから大塚Hearts+でナオトバンドライブがあり、会場入りが14時半なのでそろそろ支度をしなければなりません!
時間が無い中寝ぼけた頭半分で書いていたので乱文ですが、下書きフォルダには入れずにこのままアップしたいと思います。だってそんなことしたらまたアップするタイミングを失って、朝から今までのこの時間は何だったんだ!ってことになってしまうからね。

それでは今回は、この間もりきこのダニーちゃんに言われた言葉を最後に添えて締めたいと思います。

「ナオトさんは弾き語りモンスターですね!」
「なに、そのモンスターって?」

これ、名言だと思いません?
今日も頑張ります、ワンダフル!


鶴見ラバーソウルにて、帰り間際にその場にいたみんなで!

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