生まれる前から愛してた

  • 2016.06.29 Wednesday
  • 12:52


僕は何をしてたんだろう
時間ばかり奪って
季節だけ過ぎた

あなたは今何をしてるんだろう
僕を呼ぶ声が聞きたいよ

なんにも怖くはないから
その手を離していいよ
あぁ思えば それを口にしたあの日に
運命がそっと動いたのかな

だけど生まれる前から知っていたような
そんなあなただから
必ずどこかでまた逢えるよ
だからどうかその時までのバイバイ

だって生まれた時から愛していたような
そんなあなただから
残ってる言葉には出逢えるよ
そのたびに僕は力が湧く

ずっと生まれる前から愛していたような
そんなあなたとなら
必ずどこかで繋がってる
その時までどうか覚えていて

だけど誰かのものになるのかな
誰かのものになるんだろう
誰かのものになったなら
その時はどうか

生まれる前から愛してたあなただから



【解説】
たった二日前に出来た新曲で、歌詞と曲が同時に出てきたので、元来遅筆な僕が半日もかからずに書けた。
ギターも持たず、外でiPhoneのボイスメモに録音しただけなので、当然歌う際のキーもコードも分からず、27日の月曜の夜にギターの近沢くんを呼び出して一緒にスタジオへ入り、キーとコードを確認した。近沢くんは急な呼び出しだったのにも関わらず、僕の要望に応えてギターを二本持ってくれた、ありがとう。そしてどうやらキーはAでした。

男って情けない生き物ですよね。
「やっぱ好きやねん」に代表されるように、世の中には男が女心を歌って刹那的に歌い上げる曲に溢れているけれど、実際の女の人はそんなにヤワな生き物なんかではないと、僕は思っている。
男は名前を付けて保存、女の人は上書き保存、とはよく言うけれど、道に例えれば、男はひたすら真っ直ぐな道を歩き続けて振り向いては、まだあそこにいる、ちょっと歩いてはまだあそこにいる、と安心し、また少し歩いて見えなくなったら不安になり見えるところまでまた戻る、しまいにはもうそこにはいないのに、まだあそこにいる、と思い込んでは立ち止まって凝視し続ける、そんなバカな生き物なのだと思います。なぜわかるのか、って、それは僕が男だからに決まってる。

女の人はその長さこそ個人差はあれ、曲がり角を曲がってさえしまえば、もう一度その曲がり角へ戻って探しにゆくことなどないのだと思います。
女の人は男と違って暇ではない。
だから後ろを歩く女の人が曲がり角を曲がって見えなくなってしまう前に手を差し出してあげなきゃいけない。もしくは後ろを歩く女の人を見失わないようにしっかり見ながら前を歩かなきゃいけない。
でもそもそも女の人が男の後ろを歩いている、という発想自体が陳腐な自惚れで、男がボーッと空を見上げている間に女の人が男を追い越して、しまいにはその先の曲がり角をすでに曲がってしまっている、なんてこともある。
だからたいした距離を歩いたわけでもないのに振り向いたらもういない、そんなことも起こる。
何にせよ、どんなパターンを想像してもひどく滑稽で、やっぱり男はどこまでもバカな生き物だ。

出来ることなら真っ直ぐな道も曲がり角も、登り坂も下り坂も、雨の道も嵐の道も、お天道様に照らされた道も月明かりの下の道も、本当に本当に大好きな人ならば共に一緒に歩きたい。
でも必ずどこかで疲れてしまう。そんな時、自分はどうするべきだったのか、戻るべきだったのか、休むべきだったのか、良い道を探してあげるべきだったのか、考えれば考えるほど答えは風に乗ってあちこちに舞ってしまう。

だから男は女心を勝手に想像してはラブソングを歌い、歌の中で精算しようとする。
精算の意味が悲しみなのか再生なのか、それは現実の世界の話だけれど、少なくとも男は歌の中で夢を見て、そうであって欲しいという望みや願いを持ってラブソングを歌う。
女心を都合の良いように勝手に解釈して妄想すること。
これはつまり、男心の最もたるところなんですね。
でもだからこそ、僕は世の中に溢れる男が女心を思う曲って大好きなんです。
だからそれを伝えられる男のシンガーが大好きで、自分もそうでありたいと願うんです。

それが例えどんなに陳腐なものでも。
だって男自体が陳腐なのだから。
僕自身が陳腐なのだから。

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