ありがとう!『Rising labo』音楽と人 vol.2【プレミア配信編】

  • 2020.09.26 Saturday
  • 22:30


SNSの短文投稿が主流となった昨今、俺みたいな長文ブログを読むような人は稀有な人たちだと思います。それなのにまたここへ来てワンタイを読んでくれている皆さま、どうもありがとう!

遅ればせながら、先日9月21日に行われました鈴木ナオト×代々木labo presents『Rising labo』〜音楽と人 vol.2【プレミア配信編】は入場限定チケットも完売となり、大盛況ののちに無事終了致しました。
会場へ来てくれた皆さま、配信を観てくれた皆さま、本当に本当にどうもありがとう!

このコロナ禍の中でこのようなイベントを開催することに対して、色々と思うかたもいらっしゃると思いますが、会場となった代々木laboは大好きなライブハウスだし、店長のハロー松田ことハロさんのこともlaboスタッフのみんなのことも大好きなので、音楽人として、主宰として今出来ることを精一杯やらせて頂きました。

今回声を掛けて快く出演を承諾してくれた重田基喜、オグラユウスケ、カトウマサタカ、有田健太郎、もりきこのJUNNYちゃんにDANNYちゃんは本当に素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれて、スピンオフながら、この『音楽と人』というイベントを一緒に作り上げてくれたこと、本当に感謝しています、どうもありがとう。

オーディエンスの皆さんも最初から最後まで席を立つことなくステージを観続けてくれて、それが我々演者にとってどれだけ力を与えてくれたか計り知れません、本当にどうもありがとう。
チケットを購入してカメラの向こうで観てくれた皆さまも同じです、カメラの向こうでお客さんたちが観てくれている、という事実は、例えそこにいなくても高揚感と緊張感をもたらしてくれる。本当にどうもありがとうございました。

ライブハウスは楽しくて、素敵な場所だけど、中で人が動いていなければ意味がありません。
今回出演してくれたアーティストたちは、それぞれの個性で、それぞれのやり方で、熱のこもった思いと詩を届けてくれた。拙いながらも最初から最後まで司会をやらせてもらいながら、そんな彼らの姿を見つめ続けていたものだから、自分の出番の時はつい感極まってしまい、アンコール後のMC中には年甲斐も無く危うく不意に泣きそうになってしまい、実に危ないところだった。

お酒飲んで、酔っ払って、好きなことやって、というだけがライブハウスじゃないんです。若い時はそんな時も当然あったけれど、ライブハウスはその人の本気を見れる場所じゃなきゃいけない。それは何でもかんでも真面目にやれ、って話ではなく、本気で歌い、本気でふざけ、本気でモノを言い、本気で汗をかいてなきゃいけない。
そうした人間たちが中で動き続けてこそ、そういう人を観たいと思う人間たちが足を運んでくれてこそ、そんな人たちの汗でこそライブハウスは輝くのだと思っています。

でもこれはライブハウスに限らず、どんな世界でも同じことですよね。 相手の本気を見たいし、相手の本気を笑うことなんて出来やしない。
つまりあの日は、演者からオーディエンスまでみんな本気だったのだと俺は思っています。
そして先述したように、そんな本気を見せることが出来るのがライブハウスで、ここがあるからこそ我々は人様の前で歌うことが出来ている。会場が無ければ始まらないのです、だから代々木labo、店長のハロー松田ことハロさん、本当にありがとうございました!

それでは、あらためてこの日出演してくれた出演者たちに俺からの思いを綴らせてください。

LINE UP.1 重田基喜


【変幻自在のメロディーメーカー】

基喜(もとき)のことを語ろうとすると、どうしても俺がボイストレーナーをやっていた頃の話になってしまう。なぜなら彼がまだ19歳だった頃から俺のボイトレ教室へ通い続けてくれて、延べ200人くらいいた生徒さんたちの中でも一番長く俺のもとへ通い続けてくれた素直で粋な少年だったから。性格は俺とはまったく異なるのだけど、誕生日が偶然にも同じということも関係しているのか、一緒にいて話していると、考え方や物事の捉え方に共通している部分が多々あり、もうかわいくて仕方がなかったものだから、自宅へ招いて食事したり、結婚パーティーで歌ってもらったり、本当に色々な思い出がある。

基喜の作る曲は当時から傑出していて、陳腐な曲しか書けない自分からすると、目の前のその若い才能には会うたびに目を覚まされるものがあった。それに加えてその控えめな人柄。出逢ってから15年以上の月日が流れたというのに、こうして今も心の傍にいてくれて、こうして同じステージで一緒にイベントを作って、そんな個人的な感慨も相まって、この夜の基喜のライブを観ていたら涙腺がまずいことになってきたので、思わず目を逸らしてしまった。
今回のイベントのトップは基喜にしか務まらないと初めから確信していたけれど、見事に、想像以上にイベントに華と勢いをもたらしてくれた。大げさな話ではなく、あの日、あの基喜のステージがあったからこそ、その後にいい流れが繋がっていったのだと思っています。トップは本当に難しい。でも空気を作ってくれた。そう感じているのは俺だけではないはずだ。
本当に素晴らしい歌うたいになったと思います、俺なんかよりもずっとずっと遥かに。それが本当に嬉しくてたまらなかった。個人的にもう一つツボだったのは、ライブ中のMCで「今日出演していらっしゃる皆さんの中で、僕が一番ナオトさんとの付き合いが長いと思います。って、謎のマウントですね、、、」と話して場を和ませる笑いを取っていたこと。基喜の人柄がその音楽と同じくらいに変わらず愛おしい。基喜、ホントにありがとう。

LINE UP.2 オグラユウスケ


【アンニュイ小説ロック】

俺は彼のことを「おぐ」と呼んでいる。まぁ名前が小倉なのだから、実に一般的な呼び方だ。おぐと出逢ったのは2012年か2013年の頃だったと思うのだけど、おぐはその頃ノンアルコールというバンドでギターボーカルをやっていて、初めて対バンした日のリハーサルで見たおぐのステージでの色気と特徴的なその声、そしてその音に惚れ込んでしまい、手にしていたiPhoneのボイスメモを急いで起動させてしまったほど、初見から今現在まで、オグラユウスケという歌うたいには心底惚れ続けている。
しかしプライベートでも仲良くさせてもらっているが、17歳も年上の俺に対して、酔っ払って寝落ちした俺の乳首を弄って笑っているようなけしからんヤツだ。バンド時代と今のソロでは作風も随分と変化したけれど、心にジワリと汗をかかせるような歌うたいであることには変わりなく、どこか陰鬱でありながら、それでいてどこかには必ず光が射している、それがオグラユウスケの詩の世界。まるで小説のようなのだ。今回おぐを2番手として置かせてもらったのは、間違いなくステージを温めてくれるに違いない基喜の後でクールダウンさせるような、森の中でシトシトと降る雨のような、そんな役割に期待してのことだったのだけど、まさにそんなオグラユウスケの世界をしっかりとしっとりと魅せてくれて、このオグラユウスケの深いからこそ分かりづらい世界を、もっとオグラユウスケを知ってもらいたい、とライブを観ながらずっと考えていました。6年前にノンアルコールで出演してくれた『音楽と人vol.1』の後、「また出たい!」と言ってくれたこと、俺は覚えてたんだぜ、それは俺の願いでもあったんだ、だからお互いに叶えることが出来て嬉しいよおぐ。
またなおぐ、ホントにありがとう。

LINE UP.3 カトウマサタカ


【悲哀強靭ポップフォーク】

カティのことは今年になるまでずっとカティさん、と呼んでいた。なぜなら周りがみんな彼のことをそう呼んでいたから。カティと出逢ってから今日までの日を考えてみると、もう7年くらいは経っているはずなのだけど、仲良くなったのはつい最近のことで、それまではライブハウスで会っても挨拶してちょこっと話す、そしてお互いいつの間にかいなくなる、そんな距離感の間柄だった。それが去年6月のカティ主宰イベントへ呼んでもらったことがきっと呼び水となり、そして11月のRYOJIROCKのイベントでまた一緒になったことでいよいよ距離が近づいて、俺は来年からカティさんのことをカティと呼ぶぞ、と言って、宣言通りカティと呼び始めてから急激に距離が近づいたと感じている。でもそれこそがカトウマサタカという人であり、それこそがカトウマサタカの詩であり、その人柄もその詩も、まるでスルメのように噛めば噛むほど味わい深くなる、そんな音楽と人、それがカトウマサタカという男なのだ。実際に、今年に入って距離が近づくまでの間にもカティが歌う曲にはジンワリと惹かれるものがあり、カティと仲良くなるよりも先に、カティの詩はすでに俺の傍にあった。何か口ずさんでしまうんです。いいことを淡々と歌う、そしてどこかたくましい。すごくフォークなのにポップで、悲哀とたくましさが共存してる。今回カティを3番手に置いたのは、カティの人柄と詩が持つ中和力を信じていたから。基喜とおぐが作った流れを一旦浄化させるような、そんな柔らかい力を持っている詩と男だから。
それはまさに、狙い通りでした、体温のような見事なステージでした。嬉しかったよカティ、ホントありがとう。

LINE UP.4 有田健太郎


【歌うロードムービー】

ありけんこと有田健太郎という歌うたいも、先ほど紹介したカトウマサタカと同様に、その存在は随分と前からお互いに知ってはいたけれど、格段これといった距離が近づくようなタイミングや機会が無く、これまたカティと同じように、つい一年前くらいまではありけんのことは「ありけんさん」と呼んでいた。なぜならありけんが俺のことをずっと年下だと思って接していたから、俺は年下のふりをし続けなければならなかったのだ。だからライブハウスで会っても、「ナオトくん久しぶり」「あ、ありけんさんお疲れさまです」こんなふうに。
しかしなぜそれが今のように「おー、ありけん!」「あ、兄さんお疲れさまです!」というような通常のパワーバランスになったのかは話すと長くなるし、このネタはみんな大好物で賞味期限の長いネタなので、これからまた耳にすることと思います。ありけんは上下関係をものすごくわきまえている人なのに、酔っ払うとちょっとめんどくさい。でもそれがものすごく人間くさくって、先輩ミュージシャンや後輩ミュージシャンからとても慕われている。毎年必ず大きなイベントやワンマンもこなして、音楽人として尊敬する部分がたくさんあるし、後輩ながらその背中を見ては、すごいなぁ、と思いながらその活動をそっと見続けています。ありけんの作る詩は俺の中ではまるでロードムービーのようで、それは一枚の絵だったり、組写真だったり、自転車だったり、のんびりと走る車の中から見える景色だったり、それがちょっと変態的なギターの弾き方も相まって、他の人には絶対に出来ないありけんワールドを持っている。今回ありけんを4番手に置いたのは、後半戦に入るトップのようなイメージで、ありけんワールドで会場をハピネスな雰囲気に変えてもらいたかったからなのだけど、俺が今まで観たありけんライブの中で一番緩急あるライブで、それでいてありけんらしさはそのままで、ありけんいいな、出てもらえて良かったな、そんなことを思いながらステージを見つめていました。
ありけん、ホントにありがとう。

LINE UP.5 もりきこ


【ハマのヴィンテージロックデュオ】

つまり、彼らのファンなのだ。もりきこに直接オファーを出したのは、7年前の自身のワンマンのオープニングアクトをお願いした時、一昨年新宿OREBAKOというライブハウスが惜しくも無くなってしまう時に「音楽と人」とは違う趣旨の主宰イベントを組んで出演を依頼した時、そして今年5月の代々木laboでの無観客配信ツーマンでオファーを出した時、その3回だと記憶しているのだけど、4回目となった今回のもりきこへのオファーの際も、例にもれずやっぱり緊張した。だって彼らのファンだから。8年前ほどに新横浜だか新宿だがそのどちらかで初めて対バンしてそのステージを観た時に、この二人すごい、って、最初から最後まで揺らぎなくすごい、と思い、特にDANNYちゃんのパンチある歌声とその完璧なMC力に圧倒され、この後演りづらいな、、、と気持ちの中でそっと打ち負かされたことを今でも思い出せます。アコースティックギターの二人組というと、どうしてもあのデュオを連想する人たちは多いと思うのだけど、俺の中でアコギのデュオというと彼ら「もりきこ」しか思い浮かばないほど、サイモン&ガーファンクルをとっくに超えている。だからもはやどんなカッコいいステージを見せつけられても嫉妬もしないし悔しくもない。単純に、彼らのファンなのだ。
JNNNYちゃんとはプライベートでも毎夏一緒に遊んだり、自身のナオトバンドでもギター&コーラスで時々サポートに入って頂いて、バンドに華をもたらせてもらっている。もりきこのフロントマンを横に置かせるこの贅沢さ、そして俺の曲につけてくれるもりきこ仕込みのそのハーモニー、いつもこれはたまらん、と思っている。
そしてこのイベントでずっと司会をさせてもらっていた俺が自分の出番になった時、JUNNYちゃんが俺の代わりに司会を務めてくれて、会場を煽りにあおって盛り上げて我々を盛大に紹介してくれたこと、とっても嬉しかった。今回そんなもりきこの二人を5番手に置いたのはもはや必然で、本当はトリでもいいんじゃないか、とも考えたけれど、どんな時でもどんな場所でもトリのようなステージを常に魅せてくれるので、結局何番手だってもりきこはもりきこなんだと思っています。今回のステージも、基喜から、おぐから、カティから、ありけんから、と繋がれた魂を一気にトップギアに入れたかのようなステージで、きっとあのまま終わってもイベントは立派に完結したように思う、そんなステージだった。安定といえばそうだけれど、あとは任せたぜ!との声が心にぶっ刺さるようなそんな激アツなステージだった。最高だ、これからも君らのファンです、揺るぎなく。もりきこ、ホントにありがとう。 

LINE UP.6 鈴木ナオトバンド



【火種ロック】

自分のことはいいです、思いは先ほど書いたので!
だけどメンバーのEg.おーたこーじ、B.うみんちゅ、Dr.小野雅人、Key.ニシナオユキ、この4人にはこの日の出演者たちと同様であり、また別の意味でも感謝しかない。拙い俺の単純な曲を煌びやかにしてくれるのも、リズムやビートを与えてくれるのも彼らがいてこそで、あの日、俺が最後に一人で弾き語りをしていたら、と想像すると、締まりが悪くて仕方ない。安心感が素晴らしいメンバーなんです、本当に。俺を自由にしてくれる、そんなメンバーたちです。加えて重田基喜、オグラユウスケ、カトウマサタカ、有田健太郎、もりきこ、とイベントに素晴らしい流れを作ってくれたので、バンドメンバーを背にした安心感の中、変なことはせずにその流れに乗っかるだけでよかった。あぁ、多くの人たちに支えられているんだなぁ、って思い浸りながらステージに立っていました。
おーたくん、うみんちゅ、小野くん、ニシくんに対しては、来月のワンマンが終わった後にゆっくり書かせて欲しい。
ホントにいつもありがとう、来月のワンマン、どうぞよろしくね。

そんなわけであらためて皆さま、本当にご来場、そして配信ご視聴ありがとうございました!
多くの人たちのおかげでこうして今もステージに立てていること、この大変なコロナ禍の中で、リスキーなこともあったろうに一緒にイベントを作り上げてくれたこと、本当に感謝しています、どうもありがとう。

イベント後、ニシくんと一緒の帰り道に、ニシくんが俺にこう言いました。
「誰かの一日を気分良く終わらせてあげれるって素晴らしいですよね」って。
本当にそう思う。それが出来ていればそんなに最高で幸せなことはないし、それが一方的なことではなく、お互いがお互いにそう思い合うことが出来れば感謝は続くし、日々は和らいで、明日がきっと楽しくなる。例えそれが期待外れのひどい一日で終わる日があったとしても、そういう思いがあれば、心の貯金があれば人は一日で生まれ変わることも出来る。
ペースは遅いけれど、またそこにいるみんなが楽しむことが出来るようなイベントを作っていきたいと思っています、本当にありがとう、また愛ましょう。

というか、逢ってくださいね。
これからもどうぞ宜しくお願いします。

鈴木ナオトより。


チーム音楽と人のみんなとハロさん、なぞのカトヒロと!

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