関東ギターエロスファイナル!

  • 2013.05.02 Thursday
  • 05:05


ふと気付けば、といえばそれはウソになるけれど、なんやかんやとしているうちに、前回ブログを書いてから一ヶ月以上の月日が経ってしまった。
そこまで忙しい日々を過ごしていたわけでもないし、書くことが無かったわけでもないのだけど、ちょっと日々のうすのろにうつつを抜かしていたり翻弄されていると、一ヶ月なんてあっという間に過ぎてしまう。

Twitterを始めて以降、ブログは日記、という考え方はもはや無くなって、ワンタイではそれなりに気持ちを整理した上で書きたいと常々考えているので、そう思うとこの一ヶ月はその整理する時間が足りなかったのかもしれないね。

そんなこんなで先週の木曜日にファイナルを迎えたギタエロから早一週間が経ち、暦は五月になってしまったわけなのだけど、でもほら、ロッキンオンジャパンとかその手の雑誌だって、月刊誌だからライブレポートは一ヶ月後だったりするでしょう?
そう思えば一週間後のレポートはむしろ早いような気がしてこないかい?

そんなわけで、このワンタイでは特に宣伝も告知も行っていなかったけれども、わたくし、鈴木ナオトが東京代表として出場し、四月四日からスタートした『関東ギターエロスvol.48』も、先日の四月二十五日をもって無事終了しました!
四月四日の新横浜Bell's、四月十一日の柏DOMe、四月十八日の西川口Hearts、そして四月二十五日の新宿OREBAKOファイナルを観に来てくれた皆さま、一度でも観てくれた皆さま、出逢った皆さま、各ライブハウスのスタッフの皆さま、そして一ヶ月間共に共演した新横浜Bell's代表のイエスタデイ、柏DOMe代表のROOZE、西川口Hearts代表のWORLD 9 BROS.、OB枠のLyrical Pieceのみんな、本当にどうもありがとう。
もうね、今挙げたようないろいろな人たちに支えられた、本当に楽しい一ヶ月間だった。

去年の十二月の始め頃だったのかな、普段からよくして頂いている新宿OREBAKOのオーナーである浦さんから、東京代表としてギタエロへの出演依頼があった時は、正直他にもっと若くていいバンドがいるのだから自分なんかが出るべきではないと思ったし、それはもう、戸惑いのほうがずっと大きかった。
自分はアコギ&ドラムのツーピースやバンドをやっているとはいえ、基本的には弾き語りでずっとやってきた人間なので固定のバンドは持っていないし、関東ギターエロスという若手の登竜門的なイベントというか、そんな位置づけであるこのイベントに自分が出るのはそぐわないのではないか、と考えたからだった。

けれどもその一方で、頂いた話は断らない、という僕の中のポリシーが、皺の足りない脳みその中に入り込んできて、加えて前回vol.47のギタエロには盟友と言ったら大げさかも分からないけど、普段から仲も良くて同世代ミュージシャンであるLeeLeeLewisが、そして前々回vol.46のギタエロでは、今僕の隣りでギターを弾いてくれているちかちゃんこと近沢博行くんの所属するバンド、The Bluestoneというバンドが、それぞれ東京代表で出演していたこともあり、これも何かの縁か一連の流れみたいなものなのかな、と思い直して、低頭に恐縮しつつ出演を承諾した。

ただ僕のほうから一つだけお願いがあって、それは、今自分が一緒にやっているメンバーはそれぞれバンドを持っている身なので四週連続しての出演はきっと無理だろうし、もともと自分は弾き語りの人間なので、四週の中で弾き語りやドラムとのツーピース、そしてバンドと、毎週形を変えてやらせてもらえないか、と提案してみたところ、オーナーの浦さんは、むしろその形でやって欲しいし、いつものスタイルを全部観せてもらいたい、と快く承諾してくれて、長年に渡って続く関東ギターエロスというイベント史上、最年長ともいえる僕の出演が決まったのだった。

そんなこんなでギタエロへの参加が決まったものの、初日の新横浜Bell'sは正直不安だった。だって周りは二十代前半から後半の若いバンドばかりの中で、自分だけが個人での出演でしかも最年長。受け入れてもらえるだろうか。ただでさえ初顔合わせでお互いを探り合っている部分が多々あるだろうに、年の差があるというだけで気後れさせてしまったり、ましてや萎縮させてしまったりと、そんなつまらないモノは生じさせたくない。

けれどもいざ蓋を開けてみればそんな不安は杞憂というか自惚れというか、そんな考えは一切不要だった。イエスタデイもROOZEも、WORLD 9 BROS.もLyrical Pieceもみんな気持ちのいい奴らで、そんなつまらないことを心配していた自分がバカバカしくなったし、初日から彼らのそんな人柄の良さに助けられて、僕は今回のギタエロを思い切り楽しもうとスイッチを入れることが出来たことをとても感謝している、みんな、本当にどうもありがとう。

初日の新横浜Bell'sでは弾き語り。けれどもこの日のO.AがCHURU-CHUWのVo.まんぼーとDr.うりくんが務めることを会場入りしてから知り、これはうりくんを巻き込んだら面白いかも、との思いつきでリハーサルの時にうりくんに一緒に演ろうよ、と声をかけたら、うりくんはこっそりと、でも必死に曲を覚えてくれて、たった二曲だけのカホンでの参加とはいえ、素晴らしいグルーヴで応えてくれた。これを読んでくれているかどうかは分からないけれども、うりくん、どうもありがとう。また突然話を振るかも分からないので、いつかの対バンの際には心の準備だけはしておいてくれ。
そしてこの日の打ち上げでは、イエスタデイのGu.であるジョジョことサチオが全裸になった。

そして二週目の柏DOMeではアコギ&ドラムのユニット。この日参戦してくれたEDDIE LEGEND STORYのドラマーYossyとは初めてのユニットだったけれども、たった三時間だけのリハスタで完璧に曲を把握してくれて、本番でも傍らに譜面台を置くことなく、スーツでバシッと決めて、今回限りでは惜しいくらい、僕のギターに絶妙なビートで合わせるドラムを叩いてくれた。

彼はステージでの立ち振る舞い通り普段から本当にクールな男なので、何とかステージで彼を笑わせられやしないかと、密かにそのチャンスを伺っていたけれども、そんなことを考えていた自分が不謹慎だった、と思うほど真摯な姿勢を全うして、逆に緊張感をもたらしてくれた。Yossy、本当にどうもありがとう。

そして実は柏は僕の地元ということもあって、会場には数年ぶりに会う中学時代からの同級生や父親まで観に来ていてやりづらいことこの上なかったが、終わった後の嬉しそうな友だちの顔や父親の顔を見ていたら、何だか涙が出そうになったことはナイショだ。
この日は数年前に一度だけ対バンしたことのある、The DogHouseのドラマーリョウくんも観にきてくれて本当に嬉しい一日だった。

そしてこの日の打ち上げでは、WORLD 9 BROS.のDr.ナオキがジョジョと共にチンコを出して、Vo.のシゲが打ち上げ途中で失踪した。

naoto&yossy
naoto & yossy photo by natsu

同級生と再会!
同級生と再会!photo by natsu

三週目は西川口Hearts、この日もアコギ&ドラムのユニットだったけれども、ドラマーはお馴染みTEPPANのBOB。彼とはバンドも含めてかれこれ一年半ほど一緒にやってきたので、特にこれといった注文や説明もなく、前日に一時間半ほど合わせた程度で本番に挑んだけれども、夜の森〜素晴らしい世界、という僕独特の揺れた難しい三拍子の曲にもしっかり合わせてくれて、ライブ後にHeartsの佐藤さんから、あの曲には感動しました、あんな曲もあるんですね、と言ってもらえたことは嬉しかった。でもそれも僕一人では出せなかったグルーヴだ、BOB、どうもありがとう。


唯一打ち上げ中に寝てしまった、不覚である。
ア!キラーチューン
から抜粋。

そして四週目の新宿OREBAKOでのファイナルはバンドスタイル。ドラムのBOBはもちろん、Gu.にちかちゃんこと近沢博行(The Bluestone)B.にミック(539's)が最終日にして合流した。この日のライブのことは近沢くんもブログで書いてくれているのでリンクを貼っておく。俺は彼の書くブログが好きだ。なぜって、バンドマンらしからぬ長文で、その思いを熱を持って放ってくれるから。

近沢博行のキョシューを放て!!

今回OB枠で出演していたLyrical Pieceのギタリスト、もっちもこの日のライブについて触れてくれているね。
リリカルピース、もっちの御餅帳日記

この日、ファイナルのライブについてはいろいろな思いがありすぎてとても書ききれない。
ライブ途中、二曲目に盛り込んだバンド紹介の際は、僕の声に応えてくれるかのようにそれぞれのバンドメンバーの胴上げが客席で始まっていて、そんなカオスのような喚起のおかげで、歌に入るまで十分くらいの時間を要した。

本編終了後のアンコールでは、幾つか前のこのワンタイでも書いた通り、僕の友人が三月七日に亡くなってしまったのだけど、この日が奇しくも四十九日だったこともあり、そいつが生前から僕の曲の中で一番好きだ、と言ってくれていた「環七通り」という曲を歌わせてもらった。せっかくのファイナルなのに、イベントの終わりを任されたトリなのに、雰囲気暗くしてしまうかな、空気読めてないかな、って、少し心配したけれども、それもまた杞憂だった。出演者のみんなもお客さんも、そしてスタッフのみんなも僕の言葉に耳を傾けてくれて、最後まで静かに心を澄まして聴いてくれた。

俺はもう、友だちが亡くなったことを悲しんでなんかいないし、とっくに前を見て生きているけど、とにかく忘れたくない、忘れてほしくない、ただそれだけ。そしてこの日は四十九日。歌わないわけにはいかなかった。でもみんな真面目に俺の話を聞いてくれているのに、何だかそれが急に所在ない気持ちになってきてしまって、これを今日歌わずにいつ歌うんだ、、、今でしょ!なんてMCをしてしまった。
ごめんねおしま、俺ダメだねぇ、昔からこういうところ。
でもみんな笑ってくれていたからいいでしょ、可笑しかったでしょ、お前も!

でもやっぱりね、そんな環七でイベントを締めくくるのはある意味無責任じゃない?だってずっとここまで下ネタを封印してきたのだ。だから自らダブルアンコールを申し出て、それにみんなもお客さんも応えてくれたので、再びバンドを呼び寄せて「劇的な瞬間」でフィナーレ。そして最後はギター置いて客席に向かってダイブ。この一ヶ月間を一緒に回ってきた共演者の奴らがみんなで俺を受け止めてくれたあの瞬間は、まさに劇的な瞬間。本当に嬉しかった。

しかしトリとはいえ、持ち時間は三十分だったのにも関わらず、終わってみれば一時間。
これはさすがに怒られるかなぁ、と思っていたけれども、これも三たび杞憂だった。お客さんも共演者のみんなも、Bell'sのオーナーである小山さん、Heartsの佐藤さん、DOMeの緒形さん、そしてOREBAKOスタッフのみんなが大きな懐でそれらを受け止めてくれた。
本当にね、そんな周りの人たちのおかげで成り立つことが出来たライブだったと思う、本当にどうもありがとう。

photo by miyuki
photo by miyuki

思うんです、音楽なんて所詮隙き間産業、何の役にも立たないな、って。演者側がこんなことを言ってしまったら身も蓋も無いけれども、本当にそう思う。
だってヒットチャートを見てごらんよ、そこにはまるで受動的なモノしか見えてこないじゃない。だから悔しくなるんです、身近なアーティストやバンドだけを取っても、こんなにいい演奏をして、こんなにいい曲を、いい歌を歌っている人間がたくさんいるのに、どうして広まらないんだろう、って、悔しくなる。

でも広まらないのはちゃんと理由がある。簡単に言ってしまえば、マーケティング力が無いんです。マーケティングの力だけならまだしも、致命的なくらいその手の才能が無い。そして自分たちが思っている以上に狭い世界の中でしか活動していない。
だからそんなマーケティング力の無いアーティストやバンドマンを端から見ている人たちはそれがもどかしくて、もっと宣伝しろ、CDでもっと儲けなよ、もっと商売上手くなりなよ等々、いろいろと言ってくるんですよね。そういう言葉は、そこに愛さえあればすべて有り難い言葉であることに違いないのだけど、そもそもそんな才能があるなら音楽なんてやらなくとも、営業マンにでも何にでもなればいい、という話になるんです。

だから音楽なんて何の役にも立たない。
そう思うでしょう、僕もそう思う。
だって少なくとも音楽をやっている自分は本当に社会の役に立っていないのだもの。

でもそうじゃない。だからこそ、そう思うからこそ役に立ちたいと思ってるんです。
自分がまず楽しむこと、それは大前提。だけどそれは音楽に限らず、いい仕事をしている人はみんなそう。でも自分が楽しいと思うだけでは物足りない。それどころかものすごいストレスを感じてしまう。
だから役に立ちたいと思ってるんです。聴いてもらいたいのはもちろんだけど、返していきたいと思ってるんです。

まずはいつも応援してくれている人たちに。
目の前にいる人たちに。
傍にいる人たちに。
人から与えてもらいっぱなしの人間だし、ずっとそんな人生だから、もういい加減返していきたいと思ってるんです。還元したい。
そしてそれが少しずつでも達成されてゆけば、音楽は役に立つ、ということにならないかな。

そして僭越ながら、誰かの心の片隅にでも自分の詩がこの先にも残ってくれたら、それは誰かの役に立っていることにはならないかな。

でもね、やっぱり人だなぁ、って今回のギタエロを通じて本当に改めて感じました。
こんな自分を受け入れて仲良くしてくれたイエスタデイにもROOZEにも、WORLD 9 BROS.にもLyrical Pieceにも感謝だし、四週も続けて間近にその人間を見て、間近でライブを観ていたら、ある意味それぞれのバンドのファンになってしまった。
近くにいるって、なんて恐ろしいことだろうね、まったく。
でも実際にみんないいライブをしていたし、みんなカッコ良かった。

まぁでも、堅苦しいことは抜きにして、この素晴らしきイベントに呼んで頂いて、そして参加させて頂いて、本当に、本当に感謝しています。
そしてもう一度、共演者のイエスタデイにROOZEに、WORLD 9 BROS.にLyrical Piece、そして関係者の皆さま、お客さん、出逢った人たち、すべての人たちに感謝してます。
もちろん、モミーズのちかちゃんもミックも、そしてBOBも。

しかしここまで長いブログを果たして誰が読んでいるんだろう、と、今ここにきてちょっと後悔しかけているけれども、今さら自ら校正することなど出来ないので、乱筆乱文ながら、このままアップさせてもらおうかな。
だって今日は大事な友人でもあり、その才能に惚れている+りょう。くんのイベントが夜に代々木laboで控えているのだ、もう寝なくては!

そんなわけで皆さま、本当に、本当にどうもありがとう。
またどこかの会場で逢えたら嬉しいです。
いや、逢ってください。
いや、逢えますよね、きっと!

何はともあれ関東ギターエロスvol.48と、それらに関わったすべての人たちに、ワンダフル!

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